2020年8月21日金曜日

怪文書の怖すぎは加茂前ゆきちゃん失踪事件後、3年してから届いた

 怪文書の中で怖すぎとも言われているのが、「加茂前ゆきちゃん失踪事件」の後、3年してから届いた怪文書。

この不気味な事件が起きたのは、1991年三重県四日市でのこと。父親は夜勤を終えて事件当日となった朝帰宅、失踪が発覚するまで寝ていました。

ゆきちゃんの帰宅は午後2時頃とみられ、母親の電話に出て会話しています。同4時前には次女が帰宅し、まだ温かい飲みかけのココアが、テーブルの上にあるのを見ています。

結局ゆきちゃんの行方が分からなくなり、午後8時頃 地元の警察署に捜索願を提出しました。目撃情報は多数寄せられましたが、有力な手掛かりとならず捜査は難航しました。





この「加茂前ゆきちゃん失踪事件」から3年後、 ゆきちゃんの自宅に3枚の怪文書が届きました。このあまりに不気味な文書は、当時の事件をありありと思い起こさせます。

怪文書は3枚からできていて、鉛筆書きの紙の上から、ボールペンでなぞってあるもの。文章は、漢字とひらがな、カタカナ混じりの文字と、暗喩で構成された文章が特徴。

ミユキ カアイソウ カアイソウに続く内容には、さまざまな憶測があり、ネット上でも論議を呼んでいます。

この怪文書自体が怖すぎですが、心の底から犯人が捕まって欲しいですね。





2020年8月17日月曜日

怪文書 犯罪

 怪文書犯罪に結び付かないものは、警察に相談してもあまり熱心に取り上げてくれないもの。

もちろん、怪文書の投函などの犯行現場を押さえることで、犯人が分かれば問題解決かと言ってもそうでもありません。

犯罪を確定させるのが解決ではなく、同じ行為をさせないことが重要。もし犯人が犯罪を確定されたり、罰金や懲役などの罰を受けたと仮定すると。

犯人の気持ちの中に怨みや妬みが残っていれば、さらなる攻撃に出て来ないとも限りません。そして、今度は身元が特定されないよう、手の込んだ方法を取ってきます。





最初にも述べたように、怪文書の被害を解決する際に問題になるのは、すぐに警察が捜査に乗り出さないということ。つまり、脅迫やストーカー行為という明確な行為があると、警察は動くことができます。

多くの場合、怪文書の内容だけでは、事件性はまだないと判断されます。ポイントは怪文書の中身に、生命や身体、自由、名誉または財産に対し、を加えることを告知してきたかどうかに注目。

例えば、名前(フルネーム)+殺すだと、警察も事件性があると捉えます。でもこれが名前(名字のみやニックネームなど)+死ねだと、言葉の意図は同じでも、動いてもらえないのが現実。

解決に向けては、情報や証拠をさらに集める対応が必要になってきます。

なかなか大変ですね。






2020年8月14日金曜日

選挙 怪文書

 選挙怪文書は、切っても切れない関係となっています。選挙の最中に怪文書を配布されると、打ち消しはまず不可能

元来選挙期間中に配布可能なチラシは、公職選挙法で厳しく制限されています。投票の数日前であれば、訂正情報をSNSなどに上げても有権者には届きません。

さらに、警察も数日間の捜査で結果を出すことはできません。こういった理由から、怪文書の多くは証拠不十分ということで、やられた方は泣き寝入り。

ここは珍しく被疑者を特定、書類送検された話を紹介します。主人公は都議会議員の鈴木邦和さん。都議選があった2017年に、選挙区内に怪文書を配布されました。





鈴木議員の選対事務局長が中心になり、支援者のポストに投函された怪文書チラシを、その日のうちにできる限り回収しました。れが結果的に大きな捜査の証拠になりました。防犯カメラの映像と一部に残存していた指紋から、配布人物の特定ができました。

怪文書の内容は東日本大震災のこと。鈴木議員が復興支援活動で得た寄付金を、起業資金に充てたというもの。ほかにも嘘だらけの経歴という内容でした。

実際に配布行動をしていたのは10人前後の大学生で、別の候補者を応援していた人物2名が指示していました。結果的に全員が書類送検されました。

こういう文化は止めにしたいですね。