怪文書(かいぶんしょ)というと、発行者が不明な状態で出回る、事実上の匿名の文書ということができます。
信憑性にも問題がありますが、内容的にもその多くが特定の組織や個人などに当てたものになります。
単なる告発と違い、犯罪に関係したり脅迫を伴ったりと、制作者は匿名又は個人特定されない自称の形をとっています。
早い時期に特定される事態をさけるため、印刷文化が発展してからは新聞や雑誌に書籍など、その中の字を切り抜き貼り付ける方法となりました。
西洋ではタイプライターを使用する方法も広く知られています。
ひと昔前までは、筆跡を隠すため新聞やちらしの切り抜きを使用して作成するのが一般的でした。バラバラの文字を貼り合わせた怪文書はTVドラマなどでも多く使われています。
現代ではさまざまな怪文書を簡単に作成できる怪文書メーカーや、怪文書ジェネレータなどが出てきています。
どんな文章もたちどころに、脅迫文風の怪しげなものに変化。文字サイズや文字間スペースをはじめ、縦書き・横書きも自由自在。
ただあくまでもジョークで使用するものであり、過度な悪戯や犯罪で使うものではありません。
新聞やちらしを切り抜いていた人たちから見れば、びっくりするような進化ですね。
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