今ではすっかりベテラン俳優となった梅沢富美男にも怪文書の疑惑があります。
梅沢富美男さんと言えば大衆演劇が全盛だった1970年代後半のことですが、「梅沢劇団」では女形として、歌舞伎にあやかり下町の玉三郎として人気者になっています。
1982年にリリースした「夢芝居」という曲が大ヒットし、翌1983年には「NHK紅白歌合戦」にも初出場しています。
怪文書が出回ったきっかけは、その当時日本TVのワイドショーリポーターの故・梨元勝さんに、劇団関係者が女性スキャンダルを持って接触して来たことから。
それは梅沢富美男の役者生命に関わるほどの疑惑で、ショッキングな内容を含んでいたそう。
ワイドショーでは扱えないとなりましたが、梨元さんと親交があった記者は情報提供者に話を聞き取材をはじめます。
しばらく後のこと、梅沢富美男のマネジャーを名のる人物から自宅に電話がかかります。
その人物は電話に出た妻に、関東の指定暴力団の名前をちらつかせ取材を止めろと脅しをかけてきます。
圧力に敗けずマスコミに公表したところ、週刊平凡(現在は休刊)の記者とともに取材をすることに。
あらためて情報提供者に、インタビュー取材を申し込み掲載の準備に取り掛かかかります。
ところが、編集部で大切に保管してあったインタビューの録音テープを紛失するという、とても信じられない事件が起こります。
のちにベテラン記者で梅沢サイドと癒着が噂されていた人物、その仕業ということが明らかになります。
このことで情報提供者はマスコミに対して失望し、取材への協力を拒否。これにより梅沢富美男疑惑に関する取材は頓挫。
あれから30年以上がたちますが、いまでは女性へのだらしなさを「キャラ」としている梅沢富美男です。
真実は彼だけが知っています。
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